今回はMark Minervini氏の成長株投資法シリーズの第4回目となります。
前回までの記事を見逃した方は是非下記のリンクからご一読ください。
Minervini氏の投資手法の詳細については是非実際に書籍を購入してしっかりと咀嚼していただければと思います。
上昇のきっかけ
今回の記事では、Minervini氏の成長株投資手法「SEPAトレード法」の5大要素のうち、上昇のきっかけについて紹介します。
前回の記事で触れた決算発表のサプライズもそうですが、桁外れに株価が上昇する銘柄についてはどれもきっかけがあります。
急激な株価上昇には機関投資家の力が必ず必要となるので、機関投資家が着目するようなニュースにアンテナを張り巡らせておくことが大事です。
ポイントをまとめると、機関投資家の興味を引く様々な株価上昇のきっかけを見つけることが大切!
決算発表のサプライズ
前回の記事でも触れましたが決算発表の嬉しいサプライズは、株価の上昇に大きく寄与します。
特にEPSと売上高がアナリストの予測を大きく上回った場合、機関投資家の注目を集め買いの気配が高まる傾向にあります。
先導株
Minervini氏は、ほとんどの投資家が割安株を探すところ、先導株を購入することを重要視しています。
ほとんどの投資家は高PERが付いている先導株について価格が上昇しすぎていると思いますが、PERについてはあまり重要視する必要がなく、逆に先導株のPERが高くても、出遅れ株よりも先導株のほうが非常に割安であり、 高PERという理由だけで、投資候補リストからは外すことは、株式市場で次に大勝する銘柄を捉えそこねることにつながるとMinervini氏は説明しています。
先導株の特徴として、その会社の競争上の優位性、ビジネスモデルの拡大性などが挙げられます。
技術革新
飛躍的な上昇を見せる銘柄を見つけるためには必ずしも強い業種に属している必要はなく、新しい業界や会社の中でも特殊な技術を持つところや、規制緩和など業種全体に良い変化をもたらすことがパフォーマンス上昇のきっかけになることがあります。
その他
新製品や新サービスの発表や、FDA(食品医薬品局)の認可、新規契約、あるいはCEOが交代するというニュースでさえ、それまで動きが鈍かった銘柄が活気づくきっかけになることもあります。
コメント