成長株投資に関しては沢山の方が書籍を出していますが、みなさんはどなたの手法を実践しているでしょうか?
私は、Mark Minervini氏とWilliam O’Neil氏が提唱する手法が大変興味深く、彼らの手法を実践して少しでも良い成績を残していきたいと思っています。
今回の連載記事ではWilliam O’Neil氏が提唱する成長株発掘法について私の備忘録も兼ねて書いていきたいと思います。
William O’Neil氏の投資手法の詳細については是非実際に書籍を購入してしっかりと咀嚼していただければと思います。
CAN-SLIM法
CAN-SLIM法は、アメリカの投資家William O’Neil氏が提唱した株式投資の戦略です。
CAN-SLIMは、7つの主要な投資原則から成り立っており、これらを組み合わせて株式市場での成功を追求します。
以下は、CAN-SLIM法の主要な要素です:
- C – Current Earnings (現在の収益): 強力な成長を示す企業の収益を探します。過去数四半期で利益が増加しているかどうかを確認し、収益の拡大が続く銘柄を優先的に考慮します。
- A – Annual Earnings (年次の収益): 長期的な視点から、年次の利益が増加している企業を選好します。安定した成長が期待される銘柄を特定します。
- N – New Products or Services (新商品またはサービス): 創新的で新しい商品やサービスを提供する企業に注目します。市場で差別化できる新規性があるかどうかを確認します。
- S – Supply and Demand (需給): 株式の需給関係を分析し、注目の銘柄が過去の取引量や価格の変動からどのように評価されているかを確認します。
- L – Leader or Laggard (リーダーまたはラガード): 強い相場でトップパフォーマーとなるリーダー銘柄を見つけます。相場が弱いときにも強い相場でリーダーとなる銘柄を見つけることが重要です。
- I – Institutional Sponsorship (機関投資家のスポンサーシップ): 信頼性のある機関投資家が銘柄を保有しているかどうかを確認します。機関の資金は株価に影響を与える可能性が高いため、注目が必要です。
- M – Market Direction (市場の方向性): 全体の市場の方向性を確認します。強い相場でのみトレードを行い、相場が弱いときは慎重になります。
これらの原則を組み合わせ、CAN-SLIM法は成長性のある企業を見つけ、適切な市場のタイミングで投資を行う戦略を提供しています。
次回以降のシリーズ記事では、こちらの7大原則について一つづつ紹介させていただく予定です。
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