今回はMark Minervini氏の成長株投資法シリーズの第5回目となります。
前回までの記事を見逃した方は是非下記のリンクからご一読ください。
Minervini氏の投資手法の詳細については是非実際に書籍を購入してしっかりと咀嚼していただければと思います。
買い場
今回の記事では、Minervini氏の成長株投資手法「SEPAトレード法」の5大要素のうち、買い場について紹介します。
Minervini氏は、ほとんどすべての急成長株には、低リスクの買い場で驚異的な上昇を捉えることのできる機会が少なくとも1回はあるとしています。
また、買い場のタイミングを図ることは重要であり、タイミング次第では必要以上に損切りストップに引っかかるか、大きな利益につながることへ直結するとも述べています。
買い場のベストのタイミングは、ある銘柄を購入するとすぐに含み益になることであり、これを達成するためにはしっかりとしたファンダメンタルズとテクニカルなどが確認できている必要があります。
ポイントをまとめると、チャート上のVCPパターンをよく見極めて銘柄を購入することが重要!
VCPパターン
Minervini氏は銘柄購入のベストのタイミングを図るにはVCPパターンをしっかりと見極める必要があると述べています。
VCPパターンとは、チャート上、左から右に向かって変動率が低下しているパターンを意味し、特徴として、変動率の低下は通常2~4回ほど起きて、株価が上放れする際に出来高が減少します。
新高値近くでの購入
銘柄購入は新高値近くでの購入が望ましいですが、大きな理由として、損益分岐近くで手仕舞いたがる投資家(オーバーヘッドサプライ)の邪魔を避けることが大きいです。
ピボットポイント
チャートの横ばい圏で値幅が最も狭い期間の最小抵抗線(ピボットポイント)を超えたら上昇局面の始まりと考えて良いでしょう。
この水準では売りが少なくなるので、めったに騙しがなく、多少の買い需要でも株価が急上昇する可能性があります。
適切なピボットポイント上では常に出来高は減り、平均を大幅に下回ることも多いです。
出来高が少なくなったということは取引参加者が減少したことを意味し、少しでも買いが入れば株価が急上昇することを意味します。
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