今回はMark Minervini氏の成長株投資法シリーズの第2回目となります。
第1回目を見逃した方は是非下記のリンクからご一読ください。
Minervini氏の投資手法の詳細については是非実際に書籍を購入してしっかりと咀嚼していただければと思います。
4つのトレンドステージ
前回の記事では、Minervini氏の成長株投資手法「SEPAトレード法」には5大要素があると紹介しました。
この内、今回はSEPAトレード法におけるトレンドについて紹介します。
株価は様々な投資家やトレーダーの思惑を反映してランダムに動いていくように思われますが、 Minervini氏は株価の動きには4つのトレンドステージが存在すると提唱しています。
ポイントをまとめると、株式の購入はすべて第2のトレンドステージ(上昇トレンド)で買うことがオススメ!
第1のトレンドステージ(底固め局面)
第1のトレンドステージは、何カ月あるいは何年と、長期にわたって続くこともあるステージで、市場全体の環境が悪いことによって生じることもあるし、ファンダメンタルズが冴えないために生じていることもあります。
Minervini氏は、この局面にある銘柄については例えファンダメンタルズが抜群に良くても買わないほうが良いとしています。
第1のトレンドステージの特徴
第2のトレンドステージ(上昇局面)
第2のトレンドステージは、特段大きな予告もなしに急に始まる傾向があり、このステージを狙って銘柄を買うべきとMinervini氏は述べています。
第2のトレンドステージの特徴
第3のトレンドステージ(天井圏)
第3のトレンドステージは、銘柄が劇的な上昇をして記事の大見出しになったから知っているという投資家がその銘柄の購入者の大半で、同時に機関投資家が売り抜ける局面で、早いうちに買った賢い投資家は、株価が強い最後の兆候で売り抜けて、利益を確定しています。
つまり、この時点で購入の波に乗ることは遅すぎており、リスクが非常に高いと言えるでしょう。
第3のトレンドステージの特徴
第4のトレンドステージ(下落局面)
第4のトレンドステージは、EPS上昇の勢いが落ちて、ネガティブサプライズとなる発表が会社からあるステージです。
決算の数字が業績見通しに達しないか、決算前に利益を下方修正して、ウォール街のアナリストから格下げされるなどして、株には売り圧力がかかります。
第4ステージの売りは、売りが枯れてその株に対する関心がなくなるまで、長期に及ぶ可能性があり、その株が無視されるようになると、第1ステージに戻ります。
Minervini氏は、株価が第4ステージにある間は、買いは絶対に控えるべきと述べています。
第4のトレンドステージの特徴
コメント